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2012年4月13日金曜日

特大赤松の移設

本日移設が完了いたしましたのでご報告。

先日の作業現場の絵

結果から申し上げますと。
こうなりました。

すばらしい枝ぶりです。

ここで約3年間 赤松さんには保養をしていただき、数年かけて根と枝を作ってまいります。


余談ではございますが、私どもは庭に携わる者として、樹木を出来るだけ活(生)かす方法を常に考えております。
今はおかげ様で樹木を大切にしていただける方からのご依頼が多くなったように思います。

お庭を愛する方々が 
いつか大きくなりすぎた樹木の処分を考えた時に「大きいから切ってしまえば・・」と思うのは本当に簡単な事なのですが、そこで踏みとどまって「どうか活かしてほしい」と思って頂けたのなら、
私どもはそれで庭師冥利に尽きる次第でございます。

私達よりも長生きしている樹木。 酸素を生み出す素晴らしい生命だという事に感謝。




話は作業中に戻りまして、
根を掘り始めますと直径約20cmくらいの根。 幹?と勘違いしてしまう位の太さの根っこが出てきて掘り進めないので、チェンソーで根を切りながら進んでいきます。

ちなみにこのチェンソー。普通の代物ではございません。
名は根切りチェンソー。根を土ごとぶった切ることの出来るように、ダイヤモンド加工されている刃を使用しております。

画像はこちら

そしてスポっと吊り上げ、トラックに乗せ移動いたします。


現場は大むかし川だったため土を掘り返すと玉石がゴロゴロしており、さらに現在では電線が張り巡らされているためクレーンでの空中作業に悪戦苦闘いたしましたが、無事作業を完了する事が出来ました。


また、明日も 札幌市北区で 大型樹木の移設。。。

ありがとうございます。