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2012年6月1日金曜日

庭木と天気の関係

おはようございます。

毎年、春になってから毎日のように庭木たちを見ていると、少しずつ新芽が顔を出し成長を始めるのが見えてくるものです。

(種類によりますが、)雪解けから約2週間は思いっきり水を吸い上げ新芽に栄養を送る。

その水の吸い上げる量は私達の予想をかなり上回る吸い上げっぷり。

例としてあげられるのが白樺水。 美容にも健康にも良いと言われている水も、この時期の約2週間の間しか取れない。


庭木も特にモミジの水の吸い上げもすごい。

水を吸い上げる時期に枝を剪定すると、ポタポタポターーーっと水が垂れる。



毎年の如く、水を吸い上げた新芽に栄養を送り、葉が成長していくモミジ。
今年は札幌の多くのモミジが枯れたり、新芽が出ないという被害が多く出ている。

その原因は自然現象。主に4月末の25度という例年では考えられないほどの暑さや、5月に入ってからの猛烈な寒さ。そして冷たい風。

4月中旬に水を吸い上げたモミジは5月に芽吹く準備をしていたが、水を吸い上げた時期も4月の陽気で少しタイミングが早まり、5月には入ってからの寒さで枝先に冷たい風が長く当たってしまいました。


木が枯れることは悲しいことですが、たとえ人間より長生きするといっても怪我もするし病気もする人間と同じ生命。

この環境を経験していない樹木は弱り、 この環境を耐え抜いた樹木はより強くなる。


今年は本当に異常な気候で、多くの庭木が弱りました。

特にモミジ と オンコ。

オンコも風で枯れが入る枝が多く見られた。 

先日、稚内にオンコの銘木を見に行ったのだが、過酷な環境である稚内のオンコでさえ赤くなった枝が多かった。





樹木も人間と同じで毎年変わらぬ平穏な環境がお好きかな。




さて、私達も庭造りが忙しくなってきたこの頃、その合間を見ながら弱った樹木の移設や、福岡での庭造りの段取りです。