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2012年4月18日水曜日

人工物の塀と自然石・樹木の塀

おはようございます。

本日もまだ最高気温が9度、しかも曇りだった予報が15時ごろには雨。
でも雨が降ると、少し残っている雪が解けるのが早いのでヨシとします。


さて、前回に引き続き 「境界」 を自然石にしよう! です。

まずは、言葉を並べる前に画像です。

塀です。

石組みの塀の場合。


当社の性格はまっすぐなのですが、作る塀や垣根にまっすぐな物は一つも無く、石組みの高さを揃えることもしません。

上下の二つを見比べての個人的な感想を申しますと、上は手間の掛かった良い塀です。
だけど、残念ながらそれ以上の言葉が出てきません。

下は奥が深い。
抱く感情に奥行きが出ると申しますか、なんとも言葉では言い尽くせない何かがあります。

施工をしていて、石の全体の内の7割を地中に埋める事があります。
石の表情を見せたい部分が3割しかなかった場合や、高さを出したくない場合などにそうします。
当社が造る庭では、石の一つ一つにも意味があります。
その作業を見ていたお客様は、地中に埋まっている7割の部分も含め、見えていない細部まで「庭」を感じてくださっていると思います。


当社オフィシャルサイトでも紹介されております。 こちら





次に、庭のスペースを駐車場にしたい場合。


塀をエンジンカッターで切り、石組みと植栽で塀と目隠しをいたしました。


塀を作りながら、そこに生き物を入れる。すると年々姿が変わる塀になる。
ヒビが入ったり隣に倒れてくるのではなく、味が出て進化するのです。

サツキの花が咲くころには、緑の良い香りがする塀になりました。


この庭の詳細は こちら。






石組みとは、前回でもお話したように「京都」のアレ、ではない事をお伝えしてきました。





庭とは、土の上に木があり、それを支える石がある。

ただそれだけの事なのですが、家に庭があるというのは素晴らしい事です。


水と二酸化炭素で成長し酸素を生み出す樹木は、人間には欠かせない存在です。